個人情報保護・有害情報問題
学校でインターネットを活用する場合、一番の悩みはここ。
個人情報保護って?
インターネットを扱うのはコンピュータ。コンピュータは、昔 パーソナルコンピュータ。しかし、役所的には電算機と呼ばれていた。電算機には、個人情報を保護する条例が適用される。電算機は、電話回線等通信回線には接続してはいけないという条例もある。
また、ハードディスク等に記録出来る情報が決められている。
これらは、それぞれの行政レベルで違うので確認する必要がある。
どんな問題があるのか?
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インターネットを見る場合
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いわゆる有害情報。ポルノ、暴力、差別など子どもに好ましくない情報。
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景品がもらえます。住所、名前を入力してくださいというページ。
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電子メールの場合
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基本的には、郵政省経由のメール交換と同じであるが「インターネット」「電子メール」という言葉が一人歩きする。
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ホームページ公開の場合
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児童の個人情報。
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写真の問題。子どもの顔写真を他のポルノ写真と合成し写真が海外のサイトに載せられたという話を聞いたことがある。(実際は知りません)
何かあったとき、「インターネット」でとなる事を恐れている。
インターネット初期のころは、私もそうであったが教師個人のホームページ中に学校、学級のホームページが圧倒的に多かった。しかし、96年にある事件(個人情報の問題)を境に、学校で正式なホームページを作るようになってきた。
学校のホームページ作成する場合、それぞれの教育委員会の定める規定にしたがって作成する必要がある。
板橋区立板橋第一小学校では
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インターネットを見る場合
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板場区のインターネット接続は、エコポリスセンターに接続する環境教育ネットワークである。ここには、有害情報をカットするフィルター機能があり児童がほとんど児童が見ることはない。小学生が、自分から進んで、有害情報を見に行く事がないが、このフェルターが強力すぎることもある。
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電子メールの場合
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電子メールは、郵便物と同じ扱いで個人情報保護条例から外れる。名前は、出していい。本校では、児童の名前はよいが、自分の住所や電話番号を載せないようにしている。手紙等の交換が学校経由で行う。
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ホームページの関して
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児童名はいっさい載せない。 (区では、名は載せていいとなっている)
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写真は、基本的に集合写真のようなもの、様子を表した物などで個人のアップの写真は避ける。
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区の決まりでは、写真に名前は載せない。 個人を特定できないようにする。(名前を載せないのでこの項目はない)
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最終的に学校長の許可を得て掲載する。
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電子メールアドレスを掲載する。
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現在、特に保護者の承諾はとっていない。
全国の学校のホームページを見ていると。
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子どもの後ろ向きの写真しかない。
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顔をグラフィックスソフトウェアを使ってぼかしている。
自分の学校の子どもが見て変と思うようなホームページは避けたいと私は思う。